医薬品・日用品卸の大木ヘルスケアホールディングス(HD)は、2月8日、9日の2日間、東京・大田区のTRC東京流通センターで「2022春夏用カテゴリー提案商談会」を開催した。

 今回も引き続き「新しい売上をつくる!新しいお客様をつくる!」をテーマに、医薬品・健康食品から化粧品までのドラッグ商材に加え、園芸やペット、杖やウォーキングシューズなどの快適生活用品まで幅広く取り揃え、提案を行った。

 今回の提案会で特に力を入れたテーマの一つが「フェムケア」だ。「フェムケア」とは、女性特有の健康課題を解決するというもので、女性の社会進出に伴い、近年注目されている。大木では、医薬品、健康食品、日用品、化粧品など、カテゴリーを横断して「フェムケア」の提案を実施。潜在需要の掘り起こしにつなげる方針だ。

フェムケアで潜在需要の掘り起こしを提案

 このほか、ペットのヘルスケア商品や園芸用品など、従来、ホームセンター商材だったものをドラッグストアで取り扱うことを前提とした品揃えや売り場づくりの提案なども行なった。

ホームセンター商材の園芸用商品はサイズを小型化してドラッグストアに導入を提案する

 今回、提案商談会のリアル開催は、2年半ぶりになる。松井秀正社長は、「リアルで開催していいのか非常に悩んだが、独自で情報を集めるには限界がある中堅の企業などをサポートするのが当社の役割。また、店頭で頑張っている人達に商品や提案、情報を途切れないように提供することも重要と考え、リアルでの開催を決めた」と説明。開催に当たっては、展示会場のゾーニングを見直し、密にならないレイアウトを採用したほか、参加する社員、メーカー従業員に対し、毎日抗原検査を実施。さらに、招待者数も従来の約3分の1の600名と大きく絞り込み、感染予防を徹底した。