「50周年を第3の創業と位置づけ、2025年に埼玉県松伏町に低温食品物流特化型センターを建設するなど、さらなる規模拡大を目指します」

 AZ-COM丸和ホールディングス(HD)の和佐見勝社長(写真)は10月7日に開催された設立50周年記念祝賀会でこう述べ、事業拡大に意欲を示した。

 祝賀会会場のザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)には取引先1000名を招待した。来賓挨拶はマツキヨココカラ&カンパニーの松本清雄社長が行った。鏡開きにはメーカー、小売り、卸などの各業界のトップが揃って登壇して50周年を祝った。

 同社が3PL事業者として飛躍を遂げたのはマツモトキヨシと95年に物流の一括取引を開始したことが非常に大きい。来賓挨拶で松本社長は、「当時、マツモトキヨシが500店舗構想を掲げていた時に規模拡大のため物流改革が必要でした。その時に店舗でのノー検品、必要な分だけを納品する100%納品と店舗在庫ゼロ、開店前の夜間配送など丸和さんからの提案は、当時の常識を覆す驚きの内容でした」と振り返る。同社との取引がマツモトキヨシが全国展開する物流の起点となったと松本社長は強調する。

来賓挨拶はマツキヨココカラ&カンパニーの松本清雄社長が行った
ザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)には取引先1000名を招待した

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