国分グループ本社が3月2日に発表した2022年度(22年1月~12月)の決算は、売上高1兆9330億7300万円(前年比102.7%)、経常利益181億1900万円(130.3%)、当期純利益106億600万円(161.6%)の増収大幅増益となり、売上高、経常利益は過去最高を更新した。なお、同社は22年度から収益認識に関する会見基準を適用している。
人流の復活に伴い、外食や業務用酒販店、百貨店などの業態が持ち直し、売り上げが増加。加えて、単品収益管理の徹底、受注業務の自動化、配送効率化などのローコストオペレーションを進めたことで、原料高やエネルギー高などのコストアップ分を吸収した。國分晃社長は、「16年から進めている卸基盤再構築の改革の効果が継続的に出ている」と自信をにじませた。