東京都の関連財団である東京しごと財団は、中小スーパーやコンビニに対し、コロナ感染による従業員の欠員に対して人材派遣を活用する場合、料金の一部を助成すると発表した。

 東京都が1月19日のコロナ感染症対策本部会議において支援事業を始めることを明らかにしていた。

 名称は「エッセンシャルワーカーに係る緊急人材確保サポート事業助成金」。対象は都内にあるスーパーもしくはコンビニの運営事業者で、資本金5000万円以下または常時使用する従業員が50人以下の企業。

 要件は、従業員が感染もしくは濃厚接触者となり1割以上の欠員が生じ、人材派遣事業者と派遣契約を締結すること、派遣契約期間が「まん延防止等重点措置」の期間を含んでいること、としている。

 助成は人材派遣料金の2分の1で、1店舗あたり3人まで、対象期間は人材派遣初日から連続する31日以内。

 店舗ごとの事前エントリー(2月1~13日)が必要となり、エントリー後に人材派遣契約を結び、人材派遣を活用後に料金を支払い、支払い完了後、申請書類一式を提出して助成金の申請となる。なお事前エントリーがなかった場合は助成の対象とならない。

 助成に関する詳細は、同財団ホームページを参照。

https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/joseikin/essential.html