当社は「とっておきのおいしいを、表舞台へ。」をコンセプトに、バイヤー代行業、食品卸売業、食品コンサルタント業を行っています。従業員数はグループ6社合計で185名、仕入先は約3000社、販売先は約100社に及びます。私はもともとアパレルのGAPジャパンで購買心理学を学び、その後に機能性食品開発のバイオベンチャーで商品の研究開発を行っていました。その時に日本中のNBメーカーさんの会社や工場を訪問する機会に恵まれ、もともと食に興味があったこともあり、2008年に起業しました。
バイヤー代行では、阪急百貨店さんや高島屋さんといった百貨店の限定商品をはじめ、高級商品を取り扱うECサイト「婦人画報のお取り寄せ」では約9割の商品を担当させていただいています。さまざまな業種や企業のバイヤー代行を行っているので、取り扱う品目数が多く、どういう商品なら売れるかが体に染みついています。その強みを生かして、コンサル業では食品メーカーさんやスーパーさんと商品開発を行うほか、売り場の提案やM&Aに関するアドバイスをさせていただくこともあります。沖縄県のリウボウストアさんとは、オリジナルブランド「チムグクル」を立ち上げました。レトルトカレーや鍋つゆなど幅広いラインアップで、お土産にもなり、地元の方にも召し上がっていただける商品として展開しています。
こうした事業で全国を巡っていると、見たこともないおいしい食材に出合います。しかし、生産量が少ないなどの理由で、私たちが一番おいしいと思っているものが流通に乗っていない現実も目の当たりにしてきました。そこで「一番の商品だけを集めたお店があったら最高」という発想で14年につくったのが、食のセレクトショップ「グランドフードホール」です。目をつぶって買い物をしても大丈夫なくらい体に良いものや圧倒的においしいものだけを品揃えし、目指すのは「皆様の台所」。実際、「あと10分で行くから天ぷらを揚げておいて」という電話や、「今から運動会に行くから、この重箱にお弁当をつくって」といったオーダーも多いです。現在、芦屋本店のほかに東京・六本木と名古屋・星が丘、オンラインで展開しています。

健康寿命を延ばし、いわゆる「ピンピンコロリ」を実現するには、「食」に加えて「睡眠」「自然」「運動」「笑う」の五つが何より大事です。これらを体現する新規事業として、23年には複合レジャー施設「グランドロックキャッスル」(兵庫県)をオープンしました。ここでは、特に子どもの料理カリキュラムに力を入れています。料理を通じて生き抜く力を養うと同時に、食材や調味料に興味を持ってもらう。そういった活動も今後の大きなテーマです。(2月24日、全国スーパーマーケット協会にて)
















