プロトタイプ店のエッセンスが拡大・浸透

「利便性」と「専門性」。トモズが足元で追求する二大テーマだ。同社は都心の好立地に店舗を展開し、便利な品揃えでお客の「利便性」を叶えつつ、健康にまつわる「専門性」の高いサービスを提供することで地域になくてはならない存在を目指す。昨年にはそれぞれの要素を深掘りしたプロトタイプ店舗を改装で出店。成功パターンを横展開しながら、MDやサービスに磨きをかけている。

 利便性にフォーカスした店舗としては、昨年2月に西新宿五丁目店(東京都新宿区)を出店した。同店の周辺には単身者が多く住むほか、ホテルやオフィスビルなども多いことから食品の品揃えを強化。おにぎり・サンドイッチといった即食をはじめ、日配品、冷凍食品などを拡充した。売り上げは改装前比で2〜3割アップし、足元も堅調に推移。同店のエッセンスは改装で既存店に広げているほか、立地によっては食品強化型MDを最初から搭載した新店も開発しているという。

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