タバコやガソリンに代わる新たな売り上げが求められている

 オーストラリア第二の都市、メルボルン。その中心部に建つユーレカタワーは観光客に人気のスポットだ。地上280mの展望台からは市内が一望できる。

 その1階でセブンイレブンユーレカ店を営むレオンオーナーは、最近の売り上げの変化を強く感じている。13年前に店を始めたときは売り上げが厳しかったが、今はその当時の2倍の売り上げになったという。理由は周囲にホテルなどが立ち始めるなど環境の変化を受け、シャンプーや歯ブラシなどの取り扱いを強化したこと。さらに昨年からフレッシュフードが充実し、新たなオープンケースの導入に至ったこと。ケースには定番のサンドイッチのほか、表面に鳥居がデザインされたおにぎりやのり巻きなどが並ぶ。さらに焼成パンも始めており、毎朝バックヤードのオーブンで冷凍生地から焼き上げる。他にもドリンク類が充実しており、海外のセブンでは定番の「スラーピー」、ソイミルクやオーツミルクにも対応したカフェマシン、抹茶シェイクなどが作れるシェイクマシンもある。「食品強化で店はとてもうまくいっている」とレオンオーナーは破顔する。

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