サイネージ3000店設置でリテールメディア事業を加速

 コンビニビジネスを愚直に突き詰めること50年。お客に向けて商品・サービスを提供し、その利益を加盟店と分け合う事業でこれまで成長を続けてきたセブンイレブンが、満を持してビジネスモデルの転換に動く。見据えるのはBtoB領域での本格的な事業展開と、その収益化だ。

 「我々は全国に2万1000店を有し、そこには毎日2000万人のお客様が訪れ、6000万個の商品が売れる。これらの接点・データは膨大な資産であり、活用しない手はない」。榑谷光生取締役常務執行役員管理本部長(冒頭写真左)が語る、セブンイレブンの可能性だ。同社が将来に向けてさらなる成長を目指すにあたり、これまで内部に蓄積されるのみだったリソースに今一度着目。これをBtoB事業に活用し新たな収益源として確立、得た利益を加盟店に再投資する循環の構築に乗り出したのだ。

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