セブン&アイ・ホールディングス(HD)は3月10日、米国子会社セブンイレブン・インクのジョセフ・マイケル・デピント取締役会長CEO(冒頭写真)がHDの取締役を辞任したと発表した。辞任は9日付で、本人の申し出によるもの。セブンイレブン・インクの取締役会長CEOは継続する。

 同日セブン&アイが公開した株主向けレターによれば、デピント氏はセブン&アイHDの後継CEO候補者として2023年から24年にかけて指名委員会が検討していたうちの一人だったが、委員会が求める基準には合致しなかったという。

 その後、24年11月の指名委員会と井阪隆一社長との対話の中でスティーブン・ヘイズ・デイカス氏が候補者として浮上。同12月より検討が開始され、今年5月27日の株主総会を経て正式に就任する予定となっている。