セブン&アイ・ホールディングスと日本コカ・コーラは、「セブンプレミアム」の“トリプルゼロ”シリーズの新商品として「アクエリアス エスボディ」を6月24日に発売する。順次、全国のセブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークの約2万2000店で展開する。価格は500mlで税抜110円。
セブンプレミアムではかねてより、カロリー・糖類・脂質ゼロの飲料“トリプルゼロ”シリーズを販売している。今回、コカ・コーラと組むことで同シリーズ初の非炭酸商品を開発。既存品同様の三つのゼロ機能と併せ、体脂肪を減らす機能があるとされるローズヒップ由来のティリロサイドを配合することで機能性表示食品としての特徴も付加した。
セブンイレブン・ジャパンの羽石奈緒執行役員商品本部長(冒頭写真・左)は「“トリプルゼロ”シリーズは、2013年にカロリーゼロの『ゼロサイダー』として始まり、22年に『ゼロサイダートリプル』へと進化。23年度にはシリーズ計で約167億円を売り上げた。高まる健康ニーズを捉え、来店動機の一つに成長している」と足元の概況を説明。一方で、炭酸飲料については1年以上飲んでいないとする人が4割近くいるという調査結果があったこと、片やスポーツに取り組む人は年々伸長していることから、新たな品揃えとしてスポーツドリンクに着目したという。
味わいは柑橘フレーバーですっきりとした風味とした。また、機能によって既存品と差別化できると見て、同商品はセブンイレブン店舗でも入れ替えでなく通常のアクエリアスと併売していく方針だ。
羽石商品本部長は、「これまで“トリプルゼロ”シリーズを手に取っていただけていなかった層に健康価値を届けていく。これからの最盛期に向け、同商品はスポーツドリンクカテゴリーの中で最高の販売額を目指したい」と意気込みを語った。
コカ・コーラボトラーズジャパンのアレハンドロ・ゴンザレス・ゴンザレス執行役員リテールカンパニープレジデント(冒頭写真・右)は、「今後セブングループ様とはパートナーシップをさらに強くし、飲料カテゴリーにおけるイノベーションを創出しながら相互の成長を達成していきたい」と展望を述べた。