セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1月9日、グループ内再編を発表した。2月末までに、コンビニ事業以外の食品スーパーマーケット事業、専門店・その他事業の31社(連結子会社24社、持分法適用会社7社)をすでに設立済みの中間持株会社ヨークHDの傘下に移す。同日の取締役会で決議した。

 3回の吸収分割を経て実行に移す。ヨークHDはイトーヨーカ堂(写真)、ヨークベニマル、セブン&アイ・フードシステムズ(外食)、セブン&アイ・クリエイトリンク(デベロッパー)の株式を100%、赤ちゃん本舗を94.95%、シェルガーデンを89.99%、ロフトを75.2%それぞれ保有することになる。

 製造子会社のPeace Deliについては現在セブン&アイHDが株式を48.88%保有しているが、この再編を通じてイトーヨーカ堂の100%子会社となる。

 同じくデジタル戦略を担うセブン&アイ・ネットメディアはセブン&アイHDが吸収し、文化・スポーツ教室事業を担うセブンカルチャーネットワークはセブン&アイ・クリエイトリンクが97.27%株式を保有する子会社となる。