セブン&アイ・ホールディングスは9月26日、PBセブンプレミアムの低価格ラインを新設すると発表した。

 イトーヨーカ堂の低価格PB「ザ・プライス」を、グループPB「セブン・ザ・プライス」として昇格させる。「ザ・プライス」は昨年7月の発売開始から約190アイテムにラインアップが拡大。今年9月までの累計販売額は39億円を超え、売り上げが好調であることから、グループPBとしてロゴなどを刷新し、イトーヨーカ堂以外の事業会社にも販路を拡大する。低価格ラインの投入で、NBの値上げ基調に対応する。

セブン・ザ・プライスのロゴマーク

 パッケージ刷新の第1弾として、同日から食パンや納豆など日配品を中心に11アイテムを発売した。主な商品は食パン(5枚、6枚、8枚入り)税別98円、極小小粒納豆(40g×3)同48円、刻みたくあん(120g)同158円など。取り扱いはイトーヨーカ堂121店舗とヨーク全店は同日から、セブンイレブンは10月より約60店舗でスタートする。今後ヨークベニマルでも取り扱いを検討する。それぞれの業態がラインアップの中から必要な商品を選択して取り扱う方針で、売価は全業態同一で販売する。

 10月には第2弾として16アイテムを刷新予定で、最終的には約190アイテムすべてを「セブン・ザ・プライス」に切り替える。セブンイレブンでは、一部実験店で「ザ・プライス」の取り扱いを始めていた。素材系の商品が多いことから、料理需要が見込める住宅立地を中心に扱いを検討していく考えだ。