ツルハホールディングス(HD)とウエルシアHDの陰に隠れがちだが、スギHDもまた、着々と「量と質」が伴う戦略を推進、独自性を高めている。意外な組み合わせに見えるトライアルとの協業、同業のセキ薬品の連結子会社化、得意の調剤の専門度を高めるノックオンザドアの子会社化。「目から鱗」のM&Aにもその戦略が窺える。(インタビュアー・栗田晴彦)
好スタートを切った福岡協業1号店
――今年1月、DS大手のトライアルHDと包括的協業を開始すると発表しました。
杉浦 一見するとドラッグストアとDSの会社にどんな共通項があるんだろうと思われがちですが、両社の経営資源を掛け合わせることで非常に大きなシナジーを創出できると思っています。例えば商品で言いますと、我々は調剤とH&B(ヘルス&ビューティー)に強みがあり、トライアルさんは惣菜や高頻度で動く消耗品に強い。お互い強みが違うので、相互に商品やノウハウを提供できるんですね。また我々はトライアルさんのスーパーセンターに出店することが可能になりますし、トライアルさんも少子高齢化が進む中で店舗のヘルスケア機能を強化したいと思っておられるので、これも双方にメリットがあるんですね。
















