スギホールディングス(HD)は4月9日、49%を出資するセキ薬品の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。スギHDは昨年9月にセキ薬品を持分法適用関連会社とし、両社は2030年6月を目処に株式の追加取得に合意していたが、当初の予定を大幅に前倒しする形で出資比率を51.0%まで高める。株式譲渡は9月1日を予定。

 その理由について、スギHDは「この半年間の連携を通じて、両社の企業文化の親和性が高く、人財交流やノウハウ共有が想定を上回るスピードで進展した。この良好な信頼関係を背景に、セキ薬品が長年培ってきた地域密着のブランド力と、当社の持つ経営資源をより早期に、かつ深く融合させることが、両社の持続的な成長及び全従業員のさらなる活躍機会の創出に資すると判断した」と説明している。

 埼玉県地盤のセキ薬品は北関東にドラッグストアおよび調剤薬局を330店舗以上展開しており、高いカウンセリング力に定評がある。スギHDは連結子会社化により経営体制を一体化することでグループ全体の意思決定を加速させるとともに、バックオフィス業務の強化やDXシステム・物流網の最適化に早期に取り組むという。また、物件情報や医療連携の知見共有を加速し、ドミナントエリアにおけるサービス水準向上を目指すとしている。

 スギHDは今年1月にトライアルHDと包括的協業を開始するなど、異業種との連携にも踏み切っている。その上、親和性の高いセキ薬品とのシナジー最大化も図ることで、変化の激しいドラッグストア業界で競争優位性を高めていく構えだ。