スーパー玉出を運営するフライフィッシュは、5月20日、同社の元取締役が会社法違反(特別背任)の容疑で大阪府警に逮捕されたと発表した。
今回の事件は2023年初旬から開始した社内監査で発覚した。当時スーパー玉出事業の実務責任者だった元取締役が個人会社を設立するなどして、各店舗に従業員派遣を行う取引業者へ支払っていた派遣手数料を不正に着服している疑いが浮上。同社は同年4月に元取締役に対する聴取を行い、不正行為の全面告白と横領したとみられる金員の返還を求めたが、元取締役は個人会社への資金還流など一部の事実関係を認めるだけだった。
その後、派遣関連以外にも元取締役の不審な行動や資金移動が分かったことから、同社は業務の混乱を避けることを優先し、元取締役に即刻辞任を促して新体制を整えた上で調査を継続。元取締役に対する質疑応答を繰り返し、問題の全容解明と収束に努めたが、元取締役は自己弁護に終始して事実関係を争う姿勢を示したため、社内協議を重ねて刑事告訴に踏み切ることを決議、24年春頃から大阪府警などへの相談を始めて今回の逮捕に至った。
同社では、逮捕容疑となった事件以外にも元取締役が犯罪行為に及んでいると考えており、引き続き大阪府警の捜査に協力する構え。また、今回の事件を教訓として役職員のコンプライアンス研修、取引管理体制の強化などに取り組み、より信頼できる会社へ発展するよう努めるとしている。


















