アスクルは10月19日、ランサムウェアに感染しシステム障害が発生していると発表した。

 これを受け、BtoB向け「ASKUL」(写真はトップページ)、「ソロエルアリーナ」の受注・出荷業務と、BtoC向けの「LOHACO」の受注・出荷業務をともに停止しており、 すでに入っていた注文についてもキャンセルしているという。

 個人情報や顧客データなどの外部への流出を含めた影響範囲については現在調査を進めており、わかり次第明らかにするとしている。

 小売・流通業界では、2024年2月に広島のイズミ、今年3月に大分のトキハグループ、9月にはアサヒグループホールディングスがランサムウェアに感染。

 イギリスでは今年4月以降、マークス&スペンサー、コープ、ハロッズがランサムウェアの被害に遭っている。