ロピアが地方百貨店のテナントとして出店する。井筒屋子会社の山口井筒屋は10月10日、ロピアがテナントとして出店することを明らかにした。

 山口井筒屋の地下1階に出店する。名称はロピア山口店(仮称)で、オープンは2026年7月下旬を予定。店舗面積は約650坪。ロピアとしては山口県1号店となる。

 井筒屋の狙いは、百貨店のある中心商店街のにぎわい創出だ。山口井筒屋はもともと、山口市の中心商店街にあった老舗百貨店「ちまきや」の百貨店事業を井筒屋グループが継承して、08年10月に「山口井筒屋」として誕生した。

 ロピアの出店を皮切りに、井筒屋は「百貨店でしか手に入らないモノ」と「日常生活に欠かせないモノ」を融合することで、いつでも立ち寄りたくなる場所となり、にぎわい創出に貢献し地域の魅力を高める第一歩としたい考え。

 26年夏以降も、現在6フロアで展開している百貨店機能を集約し、地下1階以外の他フロアへの大型専門店誘致に向けてリニューアルを進めていくとしている。