セブンイレブン・ジャパンは10月9日、新たな加盟店の契約モデルを検討していることを明らかにした。来春に公表し、2027年度からの運用を目指している。

 狙いは複数店経営を推奨するため。セブンイレブンの加盟店オーナーは6~7割が単独店経営であり、今後の事業拡大の機会として、希望するオーナーに複数店経営を促す。現状のモデルは15年契約で段階を経てチャージ率が下がる一方、オーナーにとっては店舗の立ち上がり時が経営の一番苦しい時期であることから、加盟当初のチャージ率を現行より軽めに設定するなどの案を検討している。

 同日の26年度上期決算説明会でセブンイレブン・ジャパンの阿久津知洋社長は「本部のチャージ収入は一時的に減るかもしれないが、長期で捉えて新たなエリア戦略、まちづくり戦略を描けるようにしたい」と語った。