パナソニックの社内分社であるコールドチェーンソリューションズ(CCS)社は10月1日、冷凍機事業の戦略説明会を開いた。自然冷媒であるCO2を用いた冷凍機に強みがある同社は、国内はもちろん、目下欧州市場で存在感を高めつつある。説明会に登壇したコールドチェーン事業部の土本学次長は、「今後10年以内に国内外トータルで冷凍機事業の売上高を1.5~2倍以上に伸ばしたい」と目標を語った。

パナソニック株式会社 コールドチェーンソリューションズ社 コールドチェーン事業部 土本学次長

 CCS社内のコールドチェーン事業部は、旧三洋電機の流れを汲み、60年以上にわたって流通・外食向けに事業を展開している。主な事業領域は「冷凍・冷蔵ショーケース」「冷凍機」「厨房機器」「サービス」の四つ。この中で、冷却機器を冷やすための熱源設備である冷凍機の販売規模は国内外合わせて約130億円であり、事業部全体の売上高の約13%を占める。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから