国土交通省と経済産業省は12月23日に開催した「グリーン物流パートナーシップ会議」で、持続可能な物流体系の構築に向けた取り組みで顕著な功績があった「令和7年度物流パートナーシップ優良事業者」の表彰を行った。

 大賞(経済産業大臣表彰)に輝いたのは、江崎グリコ、サンライズジャパンホールディングス、サンライズグランドフーズ、エージーエス、鴻池運輸、岐阜プラスチック工業の6社による「メーカーと卸売業のコラボレーションと段積みマテハンを活用したチルド配送効率化」。江崎グリコのチルド商品を卸売業のサンライズグランドフーズの物流網を活用して共同配送を実施したほか、段積みカーゴの活用で無駄な空間をなくした効率的な輸送などを実現した点が評価された。

 部門賞では「物流DX・標準化表彰」を、セブンイレブン・ジャパン、日本ロジスティクス協同組合(加盟27社)による「24年問題を契機とした物流課題解決に向けた多面的な取組施策」が受賞した。セブンイレブン・ジャパンはフランチャイズチェーン本部として物流パートナー各社や加盟店と連携し、納品便の集約や曜日別の納品時間変更による積載率の向上を図るとともに、物流GXにも対応し、持続可能なサプライチェーン構築を図っている。

 また、「物流構造改革表彰」をロート製薬、ミルボン、Haleonジャパン、東陽倉庫の4社による「リレー型コネクト共同輸送(複数企業×多拠点×中継・連携)の新標準」が受賞。

 「強靭・持続可能表彰」は、イオン北海道、栗林商船による「RORO船を活用したモーダルシフトによる持続可能な地方店舗配送の実現」が受賞した。店舗への商品配送を、トラック配送のみからRORO船(貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま運搬できる船)を併用したモーダルシフトに変更。センター仕分け作業や店舗荷受け・店出しオペレーションの変更によりRORO船の就航効率は維持し、トラックドライバー人時削減とCO2排出量の削減を実現した。

 特別賞(グリーン物流パートナーシップ会議特別賞)は、パナソニックアーキスケルトンデザイン、パナソニック住宅設備、パナソニックオペレーショナルエクセレンス、日本通運、日本貨物鉄道の5社による「テクノビーム輸送におけるモーダルシフトの取り組み」が受賞した。