わらべや日洋ホールディングス(HD)は、「地産地消」や「地域密着型の商品開発」を強化し、地域性を活かした事業運営を実現するため、分社化を行うと発表した。

 新たに北海道、中部、関西の地域別に子会社3社を立ち上げ、現在、事業会社のわらべや日洋食品が展開する各地域の事業を分割して3社に承継(「関西」は四国地方も含む)。わらべや日洋食品は、東北と関東地方の商品供給に特化するというもの。

 これに向け、12月1日、HDの下に、わらべや北海道、わらべや中部、わらべや関西の分割準備会社を設立。12月8日に吸収分割契約を締結。株主総会での決議を経て、来年3月1日に効力発生となる。

 わらべや日洋食品の2025年2月期の売上高は1570億5600万円。うち今回分割する部門の売上高の合算は648億8400万円となる。また、現在わらべや日洋食品の社長を務める森浩司氏が、新設する3会社の社長も兼務する予定だ。