ロピアは今秋、出店ラッシュを迎える。イトーヨーカ堂から承継した北海道・東北の店舗以外に、確認できるだけで5店舗だ。

 10月中旬には埼玉県上尾市に上尾ビバホーム店(いずれも仮称)を出店予定JR高崎線桶川駅から徒歩16分国道17号線沿いのビバホーム上尾内にオープンし、上尾市初出店となる

 同月下旬には福岡県春日市に福岡白水店を開業する。今年7月に閉店した「アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア 福岡春日店」の跡地にオープン予定。福岡県では久しぶりの出店で、これで5店舗目となる。

 11月下旬には静岡県に初出店となる浜松店をオープンする。場所は浜松市中央区上西町のSC「浜松プラザフレスポ」内。3月に閉店した「フードマーケットマム浜松店」の跡にテナントとして入居予定だ。周囲にはコストコ浜松倉庫店北にはイオンモール浜松市野がある。コストコとの似たもの勝負も注目だ。

 このほか岐阜県大垣市に県内5店舗目となる大垣店を計画中。こちらは新設予定のコーナン大垣北店のテナント出店と見られる。

 もう一店、大阪府堺市のSC泉ヶ丘ジョイパーク内にも出店予定1月に核テナントの三杉屋が撤退しており、その後継となる模様だ。

人材面で懸念の声も

 直近9月上旬には愛知県岡崎市にエルエルタウン岡崎店を開業予定。2月に閉店したSCエルエルタウンの核店舗・バロー上和田店の後継テナントと見られる。岡崎市には7月に岡崎インター店をオープンしたばかりで、愛知県では5店舗目となる。

 全国的な出店の一方で、引き続き人材不足の懸念を指摘する声は絶えない。高速出店に耐えうるだけの組織力が求められている。