ヤフーとアスクルは、アスクルが運営する一般消費者向け日用品販売サイト「LOHACO」のPayPayモール店とLOHACO本店で、利用者が標準より遅い届け日を指定できる「おトク指定便」の実証実験を8月28日から10月9日まで実施する。
実証実験は、特定日の荷物量増加に伴う物流負荷を分散させることで、物流の安定確保や効率化が目的。購入後すぐに受け取る必要がない商品の配達日を標準より遅い日に設定した利用者にPayPayポイントを後日付与する。注文条件は一注文あたりの利用金額がPayPayモール店が3850円以上、LOHACO本店が3300円以上(いずれも税込み)。
通常、両店とも利用者の指定のない限り注文品を最短翌日に配送している。実証実験では、利用者が受け取りを急がない場合に対してメリットを提供して「おトク指定便」の選択を誘引することで、物流ピークの分散を狙う。