Zホールディングス(HD)傘下のヤフーは今年10月、ECサービス「PayPayモール」を「Yahoo!ショッピング」に統合したうえでリニューアルする。

 PayPayモールは2019年10月、厳選されたストアのみが出店するプレミアムなショッピングモールとしてサービスを開始。英国ダイソンや家電量販店のヤマダデンキ、ファンケルなどを中心に約1700ストアが出店し、取扱高もこの3年で大きく成長した。一方で、Yahoo!ショッピングとPayPayモールの二つがあることで、デザインや機能などの違いがわかりにくいといった意見が寄せられていた。また、ZHDグループの各サービスからの送客が分散してしまうなど課題があったことから今回の統合につながった。

 統合後のYahoo!ショッピングでは、デザインや検索などの機能の磨き込みに加えて、基準を従来よりも高めてより厳選された「優良ストア」を、検索結果の一覧からわかりやすいようにアイコンで掲出・訴求。トップページなどからも誘導を強化する。

 さらに、ニーズが高い配送も強化し、ユーザーの利便性を向上させる。Yahoo! JAPANでは20年12月よりストアが注文当日から翌々日までに配送する商品について「優良配送」アイコンの付与を開始。優良配送対応商品の閲覧数や対応ストアの売上成長率は「非優良配送」と比べて伸長し、ユーザーの優良配送のニーズが高い傾向を示しているという。

 今年8月頃から現行のYahoo!ショッピングの検索結果で、優良配送対応商品をユーザーへよりわかりやすく訴求する施策を開始するなどの施策を予定。優良配送を実施するストア向けにキャッシュバックキャンペーンも実施しており、優良配送対応ストアや商品を増やす計画だ。

 なお、統合後も既存のYahoo!ショッピングと同様、初期費用や毎月の固定費、売上ロイヤルティーは無料を維持。収益源は、ストアが販促として実施する統合後のYahoo!ショッピング内外での広告出稿費用やユーザー向けキャンペーンへの参加費用、希望するストアに対して新たに提供する販促支援策の手数料などを予定している。