「サプライズはなし、想定通り」。多くの業界関係者の読み通り、イオンが首都圏・近畿圏のSM再編に動いた。8月4日に発表されたのは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)、ダイエー、イオンマーケット(屋号:ピーコックストア)、光洋の経営統合だ。

 まずダイエーを東西で解体し、東日本のダイエーはUSMH傘下のマックスバリュ(MV)関東、イオンマーケットと統合、西日本のダイエーは子会社の光洋と統合する。これにより首都圏ではUSMHを主軸とする1兆円を上回るSM連合体、近畿ではダイエー中心の3000億円規模のSMが誕生する。首都圏においてはUSMHが親会社の構図は変わらず、MV関東がダイエー関東とイオンマーケットを吸収する線が濃厚だ。統合の絵姿は今年12月に決定、来年3月に実施する。

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