多種多様なサイネージ活用で新たな買い物体験を提供

「50周年を迎えたローソンが、次の50年に向けて歩み出す第一歩になる」

 竹増貞信社長がそんな思いを込めて送り出したのが、6月23日オープンのローソン高輪ゲートウェイシティ店だ。昨年同社に50%を出資したKDDIと組み上げる未来型店舗「リアル×テック コンビニエンス」の1号店の位置付け。DXの活用で店舗業務の3割削減を目指しつつ、各所から吸い上げたデータを分析。今までにない販促の打ち出しや新たな買い物体験の提供につなげ、日販向上の余地を探る。効果を検証し、成功事例は既存店にも拡大を見込む。

 同店は高輪ゲートウェイ駅直結の複合ビル「ザ・リンクピラー」北棟の6階に入居する。目下、KDDIが本社移転を進めるビルだ。

 店内に足を踏み入れると、まず目を奪われるのが壁や商品棚など至る所に展開されたデジタルサイネージだ。無論数が多いだけではない。今回お客への新たな価値提供を目指し取り入れたのが「AIサイネージ」だ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから