KDDIは4月26日、ローソンへのTOB(株式公開買付)が成立し、当初の予定通り同社を持分法適用会社にする旨を発表した。
3月28日から4月25日まで1株当たり1万360円で買付を行っていた。この度、買付予定数の下限1445万8500株を上回る3903万1496株の応募があり、成立に至った。決済開始は5月7日を予定している。
KDDIは元々ローソン株を2.1%保有していた。今回のTOBとその後の手続きを経て、KDDIは三菱商事と50%ずつローソン株を持ち合い、共同経営に移行する。
今後に向けては、KDDIの通信技術とローソンのリアル店舗を掛け合わせることで、利便性の強化や新たなサービス創出に取り組むほか、共通ポイント「ポンタ」の強化も進める方針だ。
(冒頭写真は2月6日の資本業務提携発表会見の様子。右が髙橋誠KDDI社長、中央が竹増貞信ローソン社長、左が中西勝也三菱商事社長)