「逆襲かそれとも迷走が続くのか――」。作業服大手のワークマンが満を持して「#ワークマン女子」から業態転換をした「ワークマンカラーズ」の評価が定まらない。

 2018年に作業服の「ワークマン」を「ワークマンプラス」に、さらに20年にはその余勢を駆って「#ワークマン女子」を開店した同社だが、2期連続減益に沈み、25年3月期は売上高1385億円(前期比4.5%増)、営業利益236億円(同2.1%増)となんとか浮上の見通しも、かつての成長力は消滅。とくに「#ワークマン女子」はアウトドアブームが去った後も、都会や地方の中核都市などを中心に60以上出店したが、売り上げが低迷。1年以上業態転換に向けて方向性を探っていたが、この3月に横浜・桜木町に旗艦店を出店、反撃ののろしをあげた。従来の女性向け中心から男性や子ども向け商品も拡充しベーシック衣料の「ファミリー業態」として生まれ変わり、人口3万~5万人の地方都市に20年かけて900店を出店、「国内最大手のユニクロを追う」(ワークマン)という。

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