戦略転換で真価を発揮

 上海でドイツ系ディスカウントスーパーの「アルディ(中国名は奥楽斉)」が人気を呼んでいる。中国経済の低迷で消費者の低価格志向が高まる中、低価格戦略が当たっているからだ。

 アルディは2017年に中国に進出し、最初はアリババ傘下のECサイト「天猫国際」に出店し、ドイツの商品を販売していたが、当時は特に価格面の優位性を強調していなかった。2年後の19年6月、同社は上海静安区の江寧路と閔行区の古美街道に中国で初となる実店舗の小型スーパーを同時に2店舗オープンさせ、現地小売市場の開拓を本格的に模索し始めた。

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