米国も日本同様、人手不足が小売業界の売り場を大きく変えている。その筆頭がレジだ。慢性的な人手不足に加えて、拡大しているネットスーパー向けに人員を充てるため、フルサービスレジを縮小し、代わってセルフチェックアウトレジ(セルフレジ)の導入を増やしている。

 ロサンゼルス郊外にあるウォルマートのスーパーセンターでは平日の昼間でもピックアップ用に次々と車がやってくる。売り場が比較的閑散とする時間帯でも、カーブサイド・ピックアップではスタッフ2名が忙しく注文品を搬出している。注文品の受け渡しだけでも人手が足りないとなれば、売り場で注文品をピッキングするピッカーはもっと忙しく、レジに貴重な人員を割くことが難しい。

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