食品スーパー(SM)チェーン最大手のクローガーは10月14日、業界第2位のアルバートソンズを買収すると発表したが、各州の司法長官の提訴ですでに雲行きが怪しくなっている。
クローガーは35州に傘下のSMラルフスなどを含む2720店を展開し、アルバートソンズは34州にセーフウェイなど2270店を展開。SM大手2社の合併により店舗数がおよそ5000店で年間売上高約2000億ドル、従業員数70万人超のメガSMチェーンが誕生する。両社の合計時価総額も約470億ドルとなり、最近の小売りセクターで屈指の買収案件となっている。