米国内に2700店以上を展開するスーパーマーケット(SM)最大手、クローガーは1月7日、傘下のSM内にゴーストキッチンをオープンした。昨年8月に提携したゴーストキッチンのスタートアップ「キッチン・ユナイテッド」との協業によるもの。

「ゴーストレストラン」「クラウドキッチン」「クラウドレストラン」「バーチャルレストラン」などとも呼ばれるゴーストキッチンは、イートインスペースを持たずデリバリーやテイクアウトに特化したシェア型厨房のこと。一つのキッチンでピザや寿司、中華にサンドイッチなど複数の飲食店ブランドのメニューを調理するのが特徴だ。コロナ下で宅配や持ち帰り需要の急増を受け、ゴーストキッチンは今や飲食業界のトレンドとなっている。

 クローガーがゴーストキッチンを導入したのは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学生街、ウエストウッド・ビレッジにある「ラルフス・フレッシュフェア」で、コロナ禍で閉鎖したサラダバーやホットフードバーの跡に導入した。

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