ECによる売り上げが急速に拡大

 コロナによるパンデミックの影響で、米国のオンライン・ショッピング市場は店舗での売り上げを遥かに超える勢いで急上昇した。

 米国の小売業総売上高に占めるEC売り上げシェアは、米国商務省統計によると、2019年は11%と緩やかに上昇していた。しかし20年新型コロナに対する緊急事態宣言が3月に発令されると、第1四半期の11・8%から第2四半期には16・1%まで一気に上昇(図表1)。生活必需品以外の店舗は全て閉鎖され、消費者は買い物の自由が制限され、外出規制、感染の危険からオンラインによる買い物が急速に拡大した。リアルの小売業者のEC売上高も急成長している(図表2)。

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