リアルがまだマイナス成長

 中国国家統計局によると、昨年1~10月、全国の消費財小売総額は前年同期比5.9%減の31兆1901億元(497兆円)に達し、1~9月より減少幅が1.3ポイント縮小。10月は、前年同期比4.3%増の3兆8576億元(61兆円)で、伸び率は前月比1ポイント上昇し、3カ月連続で前年同期比プラス成長を実現した。しかし、全国の消費財小売総額の中には飲食業やネットの売り上げも含まれているため、リアル小売業の状況だけを正確に読み取れるわけではない。

 中華全国商業情報センターの発表によると、1~10月のリアル小売業の消費財小売額は前年同期比11.3%減少し、消費財小売総額以上の落ち込みとなっている。10月は下落幅が前年同期比0.1ポイント、前月より1.2ポイント改善したが、厳しい状況だ。

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