苦境に立たされているスーパーマーケット業界
中国国家統計局によると、2023年1~10月の消費財小売総額(飲食業を含む)は38兆5440億元で、前年同期と比べて6.9%増加した。
図1の月別の推移を見ると1、2月の3.5%増から、3~5月は2桁の伸びに。5月には最も高い18.4%増に達した。これは22年の春に起きた上海のロックダウン(都市封鎖)の反動が大きいことに加え、23年初めのゼロコロナ政策撤廃後のリバウンドの影響と見ることができる。しかしそれらは長続きせず、6月の伸び率は一気に3.1%増にまで下降し、それ以降は1桁の伸びにとどまっている。