蘇寧カルフールの「Easy」が誕生
中国の都市部で、スーパー各社による新たな市場争奪戦が勃発している。これまで大型店づくりで市場開拓を進めてきた各社だが、コロナ禍による消費行動の変化などに対応するために、小規模かつ高効率及び低コストの「社区(コミュニティー)生鮮店」と呼ばれる小型食品スーパーを相次ぎ出店しだしているのだ。
9月30日、蘇寧カルフールの社区生鮮店である「Easy」が上海中華新路にオープンした。蘇寧カルフール中国区副総裁、華東区総裁である常飛氏は、「今回の出店は蘇寧カルフールの生鮮便利店づくりだ。売り場面積は430㎡で、SKUは生鮮食品を中心に3000アイテムを揃えた。店舗周辺500㎡に住む顧客の食の需要を満たすことができる。顧客にとって、この店舗は大型スーパーの食品売り場が家の隣にできたような感じで、より便利に食品を購入できる場となっている。今後も都市部のコミュニティーに密着した小型食品スーパーとして店舗網を広げていく計画だ」と述べている。