ウォルマートは3月7日、5年後にはBtoBからの利益が、1万店以上の店舗の利益を超えると明かした。「ウォルマート・ストアーズ」から「ウォルマート」に社名を変更して10年、名実ともに店売り以外の事業が主力になる見込みだ。
ウォルマートは現在、米国内にスーパーセンターなどを4717店、サムズクラブ600店を展開。海外の5318店と合わせると店舗数は1万635店に上る。粗利益率は、BtoCの小売ビジネスの24.1%に対し、マーケットプレイスや広告代理店事業などのBtoBでは70~80%にも達する。投資家向けイベントに出席したウォルマートCFOのジョン・デビッド・レイニー氏は、BtoBが急成長していることで、「5年後には小売りの利益を超え、小売りへの依存度がはるかに低くなる」と発言した。