ウォルマートは1月9日、テキサス州ダラス・フォートワース都市圏の75%の世帯にドローン宅配を開始すると発表した。配達対象が今年末までに一気に180万世帯にも広がることで、小売業としてはドローン宅配で世界最大の規模の拡大となる。
今回の発表によれば、ダラス・フォートワース都市圏の30以上の町や自治体の店舗が配達拠点となる。ウォルマートと提携してドローン宅配を行うのはIT大手アルファベット(グーグル)の関連企業ウイングと2014年創業のジップラインだ。ウイングとは昨年8月から提携し、テキサス州フリスコ地区にあるウォルマート・スーパーセンターで配送を開始。一方のジップラインは21年からアーカンソー州ピー・リッジ地区のウォルマート・ネイバーフッドマーケットで固定翼ドローンでの配送の実証実験を始めた。