フランスのスーパー(SM)でここ数年、消費者の生活習慣病や肥満の予防に貢献しようとの動きが高まっている。塩分・糖分・脂肪分の多い食べ物の摂り過ぎによる健康への悪影響が大きな社会問題となっているからだ。
日本では肥満児の割合が30年前に比べ2~3倍となっただけで警鐘がならされているが、フランスではここ2年で2倍と急増しており、今では子どもの6人に1人が肥満だと言われている。そこで食品を監視するNGO「フードウォッチ」が大手SMに対し、子どもをターゲットにした食品のマーケティングを行わないよう要求するとともに、その対策についても問い合わせた。