日本ではメンバーシップ・ホールセール・クラブといえばコストコ・ホールセールだが、本国の米国ではウォルマートの傘下に創業者の名前を冠したサムズクラブがある。ただサムズクラブと比べてもコストコの優位性は変わらない。

 米国内599店を展開するサムズクラブの売上高(2021年2月期)はガソリン販売を除いて591.8億ドルで、1店舗当たりの売上高は約1億ドルだ。一方、米国内559店にカナダやメキシコ、英国、日本などの海外店を加えた810店舗を展開するコストコの売上高は1632億ドル(20年8月期)。1店舗当たりの売上高は、約2億ドルで、サムズクラブの2倍。つまり、コストコはサムズクラブに対して圧倒的な存在と言える。が、逆にサムズクラブにもコストコに対して圧倒的な優位性がある。ストアアプリだ。

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