大盛況のうちに幕を閉じたパリ五輪。その恩恵をスポンサー企業も得たようだ。パリ五輪のスポンサーには、「ワールドワイドパートナー(WP)」(14社)、「プレミアムパートナー(PP)」(7社)、「オフィシャルパートナー(OP)」(13社)、「オフィシャルサポーター(OS)」(50社)の4種類があり、中でも存在感を示していたのが、PPのLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)だ。開会式では、仏学士院前の広場から橋を渡って歌い踊った、マリ系フランス人、アヤ・ナカムラの金色の衣装、競技会場の一つであるグランパレの屋根の上で仏国歌を歌ったアクセル・サン・シレルの仏国旗色のドレス、最後に「愛の讃歌」を歌ったセリーヌ・ディオンの白いドレス、これらは皆LVMHグループ傘下のディオール社製。仏選手団の制服もLVMH傘下の高級紳士用品ブランド、ベルルッティが制作した。

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