デジタル化、即時配送を積極的に推進

 アオキスーパー(本社名古屋市)は2024年5月2日、東京証券取引所スタンダード市場から上場廃止した。上場廃止は「短期的な利益にとらわれず、中長期的かつ持続的に企業価値を向上させること」(同社)が狙いとしている。資産管理会社の青木商店が株式公開買い付けを実施し、経営陣による自社買収(MBO)が成立した。

 MBOによる上場廃止の方針を発表したのは24年1月5日。株式公開は1994年から行っていたため、地元メディアは上場廃止の意向を大きく報じた。ただ、地元の流通関係者からは「これも時代の流れかも」といった声が聞かれ、驚いた様子はあまりみられなかった。「時代の流れ」とは、引き続き事業者の頭を悩ませる原材料高や物価高だ。

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