おいしいものを作る環境とサステナブルへの配慮。ロック・フィールドの神戸ヘッドオフィス・ファクトリーは、百貨店の物流センターであったものを壊して廃材を出すことなく最新の食品工場に建て替え。寛ぎの場の上面はガラス張りで自然光が降り注ぎすがすがしい気分になる。静岡ファクトリーは緑豊かな自然と共存。風車とビオトープは自然環境循環型のネットワークに。いずれも著名な建築家安藤忠雄氏の設計によるものだ。ロック・フィールドのモノづくりへの思いは、このファクトリーが体現している。(インタビュアー・栗田晴彦)
おいしさ鮮度、栄養バランスを重視
――人流が戻り、外食需要が回復しています。中食への影響はないのでしょうか。
古塚 外食も伸びていますが、中食もしっかり伸びています。特に当社は百貨店や駅ビル・駅ナカの店舗が多いので、人流回復でお客様が順調に戻ってきておられます。既存店も2022年8月からずっとプラスで推移していますし。これには価格改定の効果もあるんですが、コロナの間はご自宅で過ごされることが多かったので、家で食事をすることの良さを改めて見直した方もおられると思うんですね。そうすると外食も大分戻っていますが、コロナ前より頻度がちょっと減って、その分自宅で食べることが増えているんじゃないかと思います。