カジュアル衣料小売りのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は、2025年までにデニム工場で使用される水の70%をリサイクルする。9月14日に2022年のESG調査の結果を発表し、そのパフォーマンスに基づいて新たなコミットメントを発表した。
2025年までにデニムのランドリーで使用される水の70%をリサイクルし、2028年までに自社事業、戦略工場などにまたがる全体の水使用量(ウォーターフットプリント)を30%削減する計画だ。
昨年はランドリーで900万ガロンの水をリサイクルしたが、これはランドリーでの水使用量の64%を占めた。2017年以降、デニム工場でより良い生産方法を採用することで、40億ガロンの水を節約した。また昨年、AEOはジーンズ1本あたりの水使用量を38%削減し、当初の目標であった30%を1年早く達成した。
AEOは2050年までにゼロエミッション(廃棄物ゼロ)を公約に掲げている。2018年を基準として、2030年までに製造業全体の炭素排出量を40%削減し、2040年までに同60%削減するという当初の目標を達成するメドがついたとしている。
同社の廃棄物の85%は原材料と製造に起因しているため、2028年までに使用する繊維の75%を持続可能な素材に移行することを決定した。
環境への取り組み姿勢が集客や購買増につながるか、注目される。