ストックポイントを活用した物流の試験運用を開始

 少子高齢化に伴う人手不足などから物流インフラの維持が課題となる中、全国農業協同組合連合会(全農)では、2020年、園芸物流合理化推進協議会を立ち上げ、対策を検討してきた。

 青果物流通での課題は、主に三つある。一つは、産地と消費地が離れているため、長距離輸送が必要になること。二つ目は、市場が競りを開始する前に搬入するという前提で運行計画が組み立てられていること。そして三つ目は、積み込みや荷降ろしの待ち時間がかかり、しかも手作業で降ろす手荷役が求められることだ。また、1台のトラックで複数の産地で積み込み、さらに消費地でも複数の市場で荷降ろしをするため、ドライバーの拘束時間が長引くほか、季節などにより荷物の量が変わり、積載率が上がらないといった問題もある。

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