今年は業界再編の嵐が吹き荒れる。そんな予感をさせる年明けとなった。食品スーパー、ドラッグストア、コンビニの各社が連日買収や提携案件を発表したのだ。

 1月5日のアオキスーパー創業家によるMBOを皮切りに、同日クスリのアオキホールディングス(HD)が愛媛の食品スーパーママイと資本提携し持分法適用へ、岐阜のホームセンターウッドペッカーの店は買収すると発表した。成人の日の連休を挟み、9日にはイズミが大分のCGC加盟食品スーパーサンライフの買収を発表。11日にはセブン&アイHD傘下のセブンイレブン・インクが米国のコンビニチェーン・スノコLP社のコンビニ事業とガソリン小売事業204店舗を追加取得することを明らかにした。さらに15日にはヤオコーが持分法適用会社の食品スーパーせんどうを追加出資で子会社化すると発表。17日ウエルシアHDがシステム会社のエクスチェンジ買収を公表すれば、翌18日にはマツキヨココカラ&カンパニーが都内でドラッグストアなど13店舗を展開するケイポートを完全子会社化することを明らかにした。「この短期間でさすがに多すぎでは」と業界関係者も驚く数だ。

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