イオンは11月末より、アルコールでもソフトドリンクでもない新感覚ドリンク「トップバリュ クラフテル」7品目の販売を開始 した。首都圏の「イオン」「イオン スタイル」「まいばすけっと」などの限定エリアでの展開となる。

 イオンは23年3月にPBトップバリュのブランド再構築を発表し、三つのブランド体系にリ・ポ ジショニングを実施している。その中で、メインブランドである「トップバリュ」は「さあ、ワクワクするほうへ!」をタグラインとして定め、イオンならではの新たな価値を創造するブランドとして、様々な商品を開発している。

 今回のクラフテルは、近年の「若者のアルコール離れ」や、あえて飲まない〝ソバーキュリアス〟という新たなライフスタイルが若年層を中心に広がりをみせる中、新たな味覚を体験できる新感覚クラフトドリンクとして仕上げた。

 11月に発売したのは、個性的なネーミングとパッケージを採用した「身勝手 レモンコーラ」「天邪鬼(あまのじゃく)ゆずジンジャーエール」「思わせぶり ビ ターレモンスカッシュ」「飄々 Wシトラスエード」「謎めき グレナデングレープフルーツティー」「曖昧 アールグレイレモネード」「気だるげ マンゴーエード」の計7品目。いずれも本体価格280円。

 ドリンクのスペシャリストで、 香りを味わう飲み物「香飲」を世界中に広めている「香飲家」のレシピ監修のもと、ハーブやスパイス、果実などの素材を組み合わせることで、飲み進めるほどに渋味や苦味、コク、酸味や塩味といった奥深い味わいと香りが感じられ る。

 また多彩なラインアップと、 ネーミングやパッケージデザインから、その日の気分や飲みたいシーンに合わせてフレーバーを選ぶことができるという。

 イオンはトップバリュを通じて、新たな顧客層となるMZ世代に向けた商品開発を強化してい る。クラフテルのように少しとがった商品も展開することで、MZ世代をきっかけにそれ以外の幅広い層にも受け入れられる商品開発に取り組んでいく構えだ。