イオンは、食品をはじめとする生活必需品の価格や電気代などが継続的に上昇する中、値頃価格の実現や新たな価値を提案できる商品の企画・開発を推進している。2022年10月には、半分の量の油でおいしく炒め物調理ができる「トップバリュ キャノーラ油ハーフ(炒め物専用)」を発売した。

 この商品は、食材内部への油の浸透がしにくく、フライパンに油が残りやすいため、食材の周りに油がなじみやすい仕様になっている。炒め物で使用する際、いつもの量の半分の油で済むので油っこくなくヘルシーな料理に仕上げられるほか、購買頻度も減らすことができるので家計にやさしいのが特徴だ。

プレミアム生ビールが1000万本を突破

 22年3月に発売した「トップバリュ プレミアム生ビール」は、約9カ月で販売数1000万本を突破した。イオンは、在宅時間の増加から「手軽に本格的なビールを楽しみたい」というお客の要望に応え、高品質で求めやすい価格のビールを開発。欧州産ホップを100%使用するなど、妥協のない品質で華やかな薫りと心地よい余韻のある味わいを実現した。また、イオン独自のサプライチェーンを活用することで合理的にコストを削減し、これまでのプレミアムビールでは実現できなかった価格で販売している。

 発売以来、お客からは「とってもおいしい、飲みやすい」「うまみ・苦味・香り・後味など非常にバランスが取れている」など、好評を得ているという。

「プロのひと品」シリーズが2年目に突入

 21年10月よりスタートした「トップバリュ プロのひと品」は、「自宅では味わえない、より本格的な味を手軽に楽しみたい」というニーズに応えて開発。南麻布「分とく山」野﨑洋光総料理長、南青山「アクアパッツァ」日髙良実シェフ、南青山「慈華」田村亮介シェフなど、多くの一流料理人が監修。1周年を迎え、2年目に突入したことに伴い、シェフのこだわりをさらに追求した全面刷新を行った。

 イオンは、今後も多様化するニーズに応えるため、お客の声に耳を傾けながら、様々な商品を企画・開発し、新しい価値を提供していく構えだ。