イオンは6月2日、PBトップバリュによる環境問題への取り組みを発表した。「グリーンアイオーガニック」シリーズの売上高を2025年までに600億円に拡大するとともに、すべてのトップバリュ商品を「リデュース(減らす)」「リユース(繰り返し使う)」「リサイクル」の環境3R商品に切り替えるのだ。
イオントップバリュの土谷美津子社長によれば、オーガニック食品に興味があるとしたお客の割合は、17年の42%から20年には53%に拡大した。また、オーガニック食品購入の観点で消費者を分類すると、「オーガニックに関心があり、常に具体的に行動する」という「グリーン層」の13%に対し、「関心はあるが行動は限定的」という「ライトグリーン層」は77%に及ぶ。そこでイオンでは、このライトグリーン層の取り込みを図るため、この層が利用しやすい商品の品揃えを強化する。