苦肉の策としてネットショップを閉鎖

 9月1日、中国ソーシャルECアプリ「小紅書(シャオホンスウ、RED)」が運営しているネットショップ「小緑洲(シャオリューヂョー)」がユーザーへの公開書簡を発表し、10月1日に商品販売を停止し、同31日に店舗を閉鎖すると明らかにした。それに続き、9月15日には、REDの別の自営ネットショップ「福利社(フーリーシュー)」が10月16日に商品販売を停止し、やはり11月16日に閉店することを発表した。これらの決定はユーザーに大きな衝撃を与え、別れを惜しむ声が上がった。

 REDは2013年に誕生したサービスで、写真や商品レビューを投稿できるアプリとして知られている。当初から中国の若い女性を中心に人気を集め、今や多くの若者がREDで商品情報を収集し、買い物する習慣を身に付けている。22年の月間アクティブユーザーはすでに2億人に達しており、同社が今年2月に公表したデータによると、月間アクティブクリエーター数は2000万人を超え、毎日の商品レビューは300万件以上。日間アクティブユーザーの6割が毎日プラットフォーム上で商品を検索しており、1日の平均検索数は3億回近くに達しているという。コンテンツコミュニティの人気の高さから、REDは中国版インスタグラムとも呼ばれている。

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